ボクと読書

昨日、メキシコはメキシコシティに到着しました!!

一時帰国中、
「facebookに出てくる『読了』って何?」って突っ込まれました。

ブクログっていう「自分の本棚をネット上に作ろう」的なWebサービスがあって、
facebookと連携させると初期設定で自動的にfacebookに投稿されるのです。

「よく本読んでるね」と言われ、ふと「ボクと読書」について考えてみました。
旅の内容とはちょっと離れるのですが、お付き合いください…

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旅中、結構本を読んでます

旅に出てすぐネパールの高地で呼吸がし辛くなった時のこと、
「ウケル技術」を手にし、必死に気を紛らわせていました。

ウケる技術 (新潮文庫)

ただ、それ以来しばらく読書から遠ざかっていました。

数ヶ月が経ちイースター島に辿り着いたとき、
ホント何もやることなくって本に手を出したら、
それ以来継続して読書してます。

これまで手を付けなかった厚い本も読み切り、
なんだか「結構本を読んでる人」になった気がしています。

昔は、ホント本を読まなかった

多分、本を読むのって普通なことなんだと思うんですけど、
そんな自分を不思議な目で眺めてる自分がいるのです。

いつからだろう。
本を読むのが、苦にならなくなったのは。
自分から本を手に取るようになったのは。

そう。小学生のころ、ホントに本を読むのは嫌いでした。
嫌いと言うと語弊があるのですが、好きではありませんでした。

「国語」は全くできず…。
偏差値30なんて結果を手にしたりしました。

この頃読んだのは、
漫画と「ずっこけシリーズ」と「ぼくらのシリーズ」と感想文の課題図書くらい。

見かねた親が出した秘策は、
「本を読んだら、本の代金分のお小遣いをくれる」という、
何とも現金な施策でした。

もちろん、本代も親持ちです。

今思えば、自分の読書嫌い・国語の成績の悪さに、
親は相当頭を抱えてたのだと思います。

本好きにしてみれば、夢のようなこの施策。

当時の僕の前には大した効果のないまま、廃止となりました。
確か片手で数えられるくらいは読んだと思いますが。

そんなこんなで、中学時代もしばらくは「ぼくらのシリーズ」一本。
これだけは友達と新刊が出るのを心待ちにしてました。

とはいえ、内容を覚えているかと言われると…

そんな僕も何かきっかけがあったわけでもなく、
少しは本を手に取るようになり、
大学の途中からもうちょっと多めに本を読むようになりました。

名作をたまに手に取ったり、話題の新刊を読んでみたり、
でも一番多かったのはビジネス書だったかなと思います。

「本を読めるようになったなぁ」とこの頃から思ってたのですが、
ふと振り返ってみると、あまり内容を覚えてない自分がいます。

これは、本に限らず、漫画や映画も一緒。

結構、みんなと話していると、
あの本のあれが良かったとか、
誰々のあのセリフがどーだとか、
あの映画のあのシーンがいいとか、耳にするのだけど、
基本的にそこらへんは覚えていない。

飲み会でみんなが、
アニメの決まり台詞で盛り上がっていても置いてけぼり。

すんごい切ないけど、あまり覚えてないんです。

人の名前とか誕生日とか電話番号を覚えるのは得意だったのだけど、
確かに、記憶が必要な勉強はあまり冴えませんでした。

今こうして書いていても、
振り返ってみると本のあらすじとか要旨とかあまり出てこない。

本を読むことを行動につなげたい

「じゃぁなんで本を読むんだろう」
ふと、そう思ったこともありました。

ただのジコマンか、はたまた、時間潰しのためだけなのか。

多分それもあるんだろうけど、
なんだか僕の中では3つの目的で落ち着いてます。

1.色々な世界(話法・技法…etc.)に触れ考える。
「あぁこういう言い回し面白いな」とか、
「なるほど、こういう話の展開に持っていくんだ」とか、
「こんな場合自分だったらどうするかな」とか、
その場で感じて・考えて、頭のどっかに蓄えておければと思ってます。

2.普遍的な考え方を徐々に徐々に身に付ける。
色々な人の本(特にビジネス書)を読んでると、
結果的に同じようなところに行きつくことが多い気がします。
特に、行動や思考のパターンって似ている部分があり、
色んな人の経験に触れることで、徐々に自分のモノにしていきたいなと思ってます。(願望)

3.刺激を受けて、自分のモチベーション向上につなげる。
躍動感に触れるというか、「自分だったらどうするか」を考えたりしてるうちに、
「自分もやってやらねば!」的な感情を持つことがあります。
この半年で読んだ本の中にもそういう本がありました。
このモチベーション向上も一つの大きな目的だと思ってます。

色々な世界に触れ考えて、
徐々に考え方は固まってきたうえに、
モチベーションが上がったにも関わらず、
結局、動かなかったら何も変わらない訳で、
何かしらの「行動」につなげたいなと考えてます。

旅の後半戦、日本に帰ってから、
これらの本を読んだことで、
少しでも「行動」に変化を付けて行きたいところです。

これからも刺激溢れる本に触れたい。

参考:この半年で手を付けた本

<読了>
・ウケル技術

ウケる技術 (新潮文庫)
ウケる技術 (新潮文庫)

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水野 敬也 小林 昌平 山本 周嗣
新潮社
売り上げランキング: 1,793

-ヒマラヤの山の中で、呼吸がし辛くなり気を紛らわすために手に取った本。
 軽そうだなと思って手にしたら、凄いいい意味で軽い本でした。内容はタイトルの通り。
 皆が読むと「あいつあの本のテクニック使ってる」とか思われて恥ずかしいので、
 こういう手の本はあまりベストセラーにならない方がいいですね。笑

・ガウディの伝言

ガウディの伝言 (光文社新書)
外尾 悦郎
光文社
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-著者はサグラダファミリアの彫刻家です。
 この本読んで、すごくガウディの奥深さが伝わってきました。
 そして、それに携わる職人達のプロフェッショナルさに刺激を貰いました。
 この本を読んだことで、バルセロナに予定より長く滞在しようと思ってます。

・巨象も踊る

巨象も踊る
巨象も踊る

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ルイス・V・ガースナー
日本経済新聞社
売り上げランキング: 4,224

-昔から気になってた本。でもいざ読むまで、どんな人か知りませんでした。
 なんせ「IBM立て直し奮闘記」ですが、IBMが傾いていたことさえ知りませんでした。
 でも、米国を代表する企業を巡るドラマはとても刺激的でした。
 読んでてビジネスの現場にすごく戻りたくなりました。

・ジャック・ウェルチ わが経営

ジャック・ウェルチ わが経営(上) (日経ビジネス人文庫)
ジャック・ウェルチ ジョン・A・バーン 宮本 喜一
日本経済新聞社
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ジャック・ウェルチ わが経営(下) (日経ビジネス人文庫)
ジャック・ウェルチ ジョン・A・バーン
日本経済新聞社
売り上げランキング: 121,536

-米国を代表するグローバル企業GEの元社長の経営哲学本。
 米国式経営の是非は、それぞれ意見があるところだと思うのですが、
 グローバル大企業のCEOのパッションがバシバシ伝わってきた本でした。
 組織を動かすうえでパッションの大切さを改めて感じました。

・夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ 文庫版
水野敬也
飛鳥新社
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-今更感はありつつも、やっと手にしました。
 読み始めて惹きこまれ、あっという間に読み終えました。
 些細なことだけど確かにこれを続ければ「夢はかなう」かも。
 ガネーシャからの「宿題」にいくつか手を付けてみたい思います。

・夢をかなえるゾウ2

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
水野敬也
飛鳥新社 (2012-12-12)
売り上げランキング: 421

-「夢をかなえるゾウ」から引き続いての続編へ。
 読み物として楽しくはあったのですが、期待値が大き過ぎた感は否めませんでした。
 ガネーシャと貧乏神と言う設定は面白かったのですが。
 夢をかなえたいなら、続編読むより、一冊目の宿題に着手した方が良さそうです。

・夢を力に 本田宗一郎

本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
本田 宗一郎
日本経済新聞社
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-振り返れば「夢」続きでしたが、夢を力にっていうタイトルが素敵。
 HONDAがこの100年で築かれたという物語に改めてビックリさせられます。 
 HONDA、F1にまた戻ってきますね!
 F1自体見たことないのですが、夢溢れる世界が楽しみです。

・のだめカンタービレ

-なんでって感じですけど、たまたま手に取っちゃいました。
 一昨年社員旅行で「『のだめ』の本名は?」ってクイズに、
 自分だけ答えられなかった…からって訳ではないんですけどね。
 音楽もやっぱいいな~。 

・ソーシャルトラベル

ソーシャルトラベル 旅ときどき社会貢献。
本間 勇輝 本間 美和
U-CAN
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-先輩が東北にて、著者の夫婦と知り合ったようで、餞別にとこの本を頂きました。
 時々「社会貢献」をしながら世界旅行をしていたという夫婦。
 そんな旅のカタチを提案している本。現地への踏み込み方・溶け込み方が羨ましい。
 後半戦、半歩でも一歩でもより多く踏み出して旅しようと思わされました。

・MONSTER

-のだめ、進撃の巨人に続く漫画。
 読みだしたら止まらなくなって睡眠時間削って読んじゃうんですよね。
 右も左もわからない海外で読んでると、少し怖くなるストーリーでした。
 

<読みかけ>
・進撃の巨人

-ブラジルはサルバドールの日本人宿「なお宿」に置いてあったので
 手にとって読んじゃいました。でも8巻まで。
 うぅ先が気になる。と言う状況です。日本帰国したら続きを。

・マネーボール

マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
マイケル・ルイス
早川書房
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-映画を見て、本を取ってみたのだけど、
 本は途中であまり先に進まなくなってしまいました。

・若きサムライのために

若きサムライのために (文春文庫)
三島 由紀夫
文藝春秋
売り上げランキング: 8,794

-タイトルに惹かれて読んでみました。
 内容的に今の日本人を書いてるのかと思ったらすごい昔の本なのです。
 「今の若者は…」的論争は今も昔もですね。
 前半だけ読んで対談部分は未読了。

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