この国はどこに行ってしまうのだろう。

どもども。

参議院選挙も終わって2週間が経ちました。
報道も落ち着いてきた頃かと思うのですが、
少し政治について思っていることを書こうと思います。

「政治家にも興味あるんだよね」と公言して6年くらいは経った気がします。
その割に、目に見える動きは全くできていません。

加えて、ここ2回の選挙は、旅行中の為、投票できてません。
在外者投票っていう制度もあるようですが、
住所不定で飛び回っている人には資格が無いようなんですよね。

そんな僕がこんなこと書くの、なんだかかっこ悪いなーと思ってます。
「言うより、やれよ」と思ってるのに、
「言うだけで、やれてない」なんて、かっこ悪いにも程がある。

評論家になるつもりはさらさらないのですが、
ただ、なんか胸の中にあるもやもやを整理したくて書いてみることにしました。

向かう方向性が見えない日本

「この国はどこに行ってしまうのだろう」の「この国」とは我が日本です。

世界旅行とはあまり関係なくて個人のブログに書こうかと思ったのですが、
書き分けも難しいので、世界旅行中に感じた事ということでこちらに書きます。

僕の中で、年々強くなっている不安です。

基本、楽観的なので、そんな不安で押しつぶされそうということもなく、
個人的な人生は明るいだろうと信じてやまないのですが、日本の行方は不安なのです。

国会の話を耳にしても政策論争より、政局争いが目につきます。
ホントに国のことを考えているのかと疑問を持つことも有ります。

選挙を見ていても、争点が絞られ過ぎているのか、
明るい日本像というものが伝わってこないのです。

選挙に勝つためにみんな必死に活動しています。
ただ、その選挙の結果を見て、
改めて「この国はどこに行ってしまうんだろう」と感じてしまいました。

「政治家に興味がある」とはいえ、
現時点ではどの党に所属したいとか具体的に考えていません。
だから、どの党を贔屓目に見るとかはありませんが、
残念ながらどの党を見ても、あまり長期的なビジョンが見えてこないのです。

どの党も長期ビジョンは持っているだろうし、
個別にじっくり話を聞けば理解できるのだと思いますが、
少なくとも伝わってきていない。

僕は平均的な日本人より政治に興味を持っているつもりですが、そう感じています。
そう考えると多くの人が、
「この国どこに行ってしまうのだろう」と思っているような気がしています。

だから、少しでも明るい未来が感じられるとみんな一斉に飛びつく。
そこには、憲法改正や原発問題など個別の政策はあまり関係ない。
あくまで「少しでも」明るい未来だと「感じられたら」飛びつく。

そんな状況がまさに選挙結果にも表れている気がします。

それを政党側は「個別の政策への賛成だ!」と解釈して、政治を執り行う。

もちろん明るい未来が感じられたらそれに向かうのはいいことです。
が、個人的にはさらに「どこに行ってしまうのだろう」と不安になってしまいました。

不安を産み出しているのは僕たち1人1人

この「どこに行ってしまうのだろう」と感じた不安がどこから来るのか考えました。

憲法改正だ原発だTPPだ外交問題だ少子高齢化だ、
あれもこれも、と色々な不安はあります。

それらの不安を僕なりのに2つにまとめてみると、
一つは、「財政の健全化が見えてこないこと」であり、
もう一つは、「世論の流れの怖さ」でした。

TPPや外交の問題は大きな問題だけど極論、国が滅ぶ問題ではない。
原発の問題は、国が滅ぶ問題かもしれないけど、誰だって原発大賛成という人はいない。
スピードの違いこそあれ、現実的な着地点を見付けるのだと信じています。
「少子高齢化」自体はただの状況を述べているのに過ぎず、
それによって国力が落ちたり、財政が立ち行かなくなることが問題です。

まとめると僕が一番不安だと感じているのは、
土台である日本という国が完全にダメになってしまうということでした。

「財政の健全化」
民主党が、業務仕分けをすると言った時に、少し光が見えた気がしましたが、
結局はなんだか成果の上がらないまま、また隠されてしまった気がします。

これはとても根が深い悩ましい問題だなと思っています。

そもそも、選挙を見ていても、
「社会保障の充実」だとか「子ども手当」だとか「減税」だとか、
お金のかかる話ばかりが餌としてチラつかせられる。
また、様々な利権が、政治家や業界団体と絡んでいる。

国民は国民で、もちろん自分に利益をもたらしてくれる政治家を選ぼうとする。

個人へ、地域へ、団体へ、企業へ、様々な利益誘導が行われます。
その上、収入の話や、財政赤字の話はあまり見せてくれない。
その行く先に、「財政の健全化」って起こりえないと思うんですよね。

「割勘負けしないようにと思っているうちに、
結果的にみんなの支払いが膨らんでいく。最後に会計見てびっくり。」

そんな状況に陥っている気がします。
ほっておくと第二のギリシャになる危険性は大きくあります。
すぐそこまで来ている気がします。
経済活性化を優先して、財政の健全化を先送りしてる場合じゃない。

とはいえ、「みなさん利他的になりましょう」と言っても、難しい。
自分に利益をもたらしてくれる人を選ぶのは当然な気もします。
だから、政党も長期のビジョンより、分かりやすい目先の利益を選挙で訴える。
ここにジレンマがありますが、状況を悪化させているのは僕たち1人1人なのです。

「世論の流れ」
2012年12月の衆議院選挙、2013年7月の参議院選挙、
旅行中も大分興味深く、その行方を見ていました。

結果、自民党の圧勝。
しかし思い返すと、その前の衆議院は民主党が大勝。
その前の前の衆議院は自民党が大勝。
それぞれどうして、どっちに投票したか覚えていますか?

「政治家がぶれている」という批判を良く耳にしますが、
一方、国民の世論の動きもとても早いものがあります。
先に書いたように、
少し明るいと感じられればそれに飛びつくような状況です。

ここで大事なのは、「感じられれば」というところで、
多くの人が、「理解する」までは至っていないと言うところです。

今回、みんなのfacebookの投稿を見ていて、
「三宅洋平」という名前を良く目にしました。

結果、落選してしまいましたが17万票近く獲得していました。
特に若者を中心に多くの人が彼に明るい未来を感じたことだと思います。

新しい流れを感じることが出来、僕もfacebookの情報だけで投票していたら彼に入れていたかもしません。
しかし、youtubeの映像を見たら、なんだか怖くなってしまいました。

ステージから国民に呼びかける彼。
熱狂的に見つめる多くの群集。

彼は「戦争反対」を訴えていたわけですが、
同じようにかっこよく大義名分も添えて「戦争しようぜ!」なんて呼びかけたら、
乗ってしまう人も多いんじゃないか、そんな不安が頭をよぎったのです。

政策や実行力ではなく、
知名度や雰囲気で選ばれる。
よって、人気取りの選挙戦が行われる。
マスコミの報道を鵜呑みにして流される。

今回、自民党が勝ったことで、憲法96条は改正の方向に動くでしょう。
96条の改正自体は直接的に生活に影響を及ぼすものではありませんが、
いざ国民投票になった時にこの世論の流れはとても不安です。

そんな世論を形成しているのも僕たち1人1人です。

一筋縄ではいかない。けど、道はある。

不安がなんとなく整理できたところで、
ではどうすればいいのだろうと考えてみました。

結論は、とてもベタなものになってしまうのですが、
「分かりやすいコミュニケーション」と「若者の政治参加」の両輪かなと思ってます。

「分かりやすいコミュニケーション」
「危機感を煽る」というと表現が少々ネガティブですが、
もうちょっと現状を分かりやすくコミュニケーションする必要がある気がします。

日本が置かれている現状。目指している方向性。
政治が担っている役割。各政党、政治家の貢献度。

財政の健全化はジレンマを抱えた問題だと思いますが、
少しでも現状をみんなが理解する必要があると思います。

「社会保障の充実」確かに聞こえはいいですが、
結局、財源は個人個人の税金から出ているわけで、
どこまで国が役割を担うべきか考える必要があります。

「感じる」のではなく、「理解する」ようになれば、
あんな簡単にマスコミに流されるようなこともないはずです。

その為には、もう少しコミュニケーションにコストを使ってもいい。
財政健全化と逆を行くかもしれませんが、
多少のコストで十分な説明が出来るはずです。

マスコミも、選挙を除けば、
失言やスキャンダルを騒ぎ立てたり、政権の争いに焦点を当てがちですが、
もうちょっと国民の理解の一助になることをしたら面白いのにと思います。

「若者の政治参加」
若者の投票率の低さが問題になって久しいですが、
やはり、もっと若者が政治に参加すべきです。

ただでさえ、少子高齢化が進む中で、投票率も老若で差があります。
多数決で決めれば、高齢者有利な制度ばっかが出来てしまう状況です。

極論、高齢者なんて財政の健全化なんてこれっぽっちも興味がない。

自分達が生きている間、
問題なく医療受けて保障された生活できれば、彼らからすれば万々歳なわけです。

これは本当に極論で、
当然将来の日本を考えてくれている方もいますが、それくらいの意識でいた方がいい。
実際、今の社会保障制度なんて、10年持つか持たないかでしょう。

日本の将来を長い目で考えなくてはいけないのは、
次の50年を背負う、今の30代以下の人達です。

色んな団体も、若者の投票率向上に向けて活動していますが、
中々投票率は上昇しない。

今回の参議院選挙で少しいい風が吹いているように感じました。

1つは、ネット選挙の解禁。
情報を得やすくなったりするだけでなく、
周りでも選挙活動に応援という形で関わっていた同世代の人もいて、
より自分事として選挙を考えられる、いいきっかけになっていくんだと思います。

もう1つは、三宅洋平氏のような存在。
彼自身の賛否はこの場では置いておいて、
若者の代弁者となるような存在が今後続けて出てくることで、
若者も政治に興味を持つようになるのではと感じています。

これまでの若い政治家って若者の代弁者というより、
「若さ」を武器にしているだけで、
若者の代弁者という立場はあまりいなかった気がしています。

「若者の政治参加」も「分かりやすいコミュニケーション」が進めば、
より加速化するのではないかと楽観的には期待しています。

加えて、こんな選挙制度改革も面白いなと思いました。

「選挙権がない20歳未満の投票権をその親に与えればいい。」

以前、友人が口にしていたアイディアです。

若い親も、より子どもが生きる未来の日本について考えるかもしれない。
2票の重みがあれば、選挙に行くかもしれない。

判断能力がないからか、20歳未満に選挙権が与えられていませんが、
これからの日本は彼らの日本でもあり、
何らかの形で彼らの思い・重みが反映されるのもいいですよね。

今日、明日ぼくたちにできること

色々書いてきましたが、
まだ僕の中で整理がついていないため、分かりにくい部分ご容赦ください。

これから僕たちにできること。
「見てる」んじゃなくて、「動く」ことだと思います。

立候補してもいい、日本の未来について議論してもいい。
政治家に会いに行ってみてもいい、国会を傍聴しに行ってもいい。

そこまで行かなくても、まずは一歩一歩、日ごろから政治に目を向ける。
選挙になれば、マニフェスト位には目を通し、時間があれば演説に耳を傾け、
白紙でもいいから自分が納得した投票をする。
まずは、「動く」その一歩からだと思うんですよね。

ジョン・F・ケネディの言葉っていいなって思います。

国家があなた達のために何が出来るかを問うのではなく、
あなたが国家のために何が出来るかを問うて欲しい

今、僕たちは何ができるのでしょう。

みんな日本をよくしたいと思いながらも、望まぬ方向に進んでいく。
このもんやりした流れを止めようとしても、止まらないかもしれません。

その時に備えて「日本国」という後ろ盾がなくても生きていけるよう、
世界のどこででも生きていける力を身に付けておくのも大事かもしれません。

むしろもはや諦めてそっちの方向に動いている人もいると思います。

僕個人としては、世界のどこででも生きていける力を身に付けながら、
何らかの形で当事者として関わっていたいなと思ています。

海外を回って、改めて日本の良さを感じます。

やっぱ日本が好きだから。

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