スペイン:バルセロナ】サグラダ・ファミリアっていうもの。

スペイン

ついに、ついに!!

人生で必ず1回は行きたいと思っていた場所、
スペインはバルセロナの「サグラダ・ファミリア」へ行ってきました!!

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圧巻、壮大、繊細、優美…もうどんな言葉が適当なのか分かりません。

訪れた人が皆、良い評価ばかりだし、
メディアで見る写真や映像も素敵なものばかりで、
この教会がどれだけスゴイのかってことは重々承知でした。

だから憧れだったんです。

それを裏切らず、本当に本当に素晴らしい世界遺産でした。

歩いてサグラダ・ファミリアへ。

わたし達のホステルはとっても立地が良く、
ガウディの作品の半分位が徒歩圏内にあります。

事前に調べたところ、チケットを購入するための行列が出来るらしく、
「最低でも1時間は覚悟」とのことだったので早足で向かいました。

一応、ネットで購入する方法も知っていましたが、
窓口で買えばいいよね~ぐらいに思っていました。

そして近づいて初めて肉眼で見た光景。
長年の憧れだっただけに感動もひとしお!

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すごい・・・。
なんか、とてつもないものを見てる気がする!

と、同時に予想以上の観光客の多さにびっくり。

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建物の壁、2.5面分は行列が出来ていました。
案の定、スタッフより2時間待ちの案内が。

翌日、早めに出発して並び直すことも考えましたが、
「せっかく来たし」、「2時間以内に買えるんじゃない?」と行列に加わりました。
ネット購入しておけば良かったかなと少し後悔。

並んで2~3分後、わたし達の後ろは既に50人位増えていて、
サグラダ・ファミリアの凄さを実感しました。

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その5分後くらいにスタッフからWEBサイトでの購入をすすめられました。
あまりに長蛇の列なので、チラシを配り、全員にすすめているようです。
そうだよね~…。

入場は時間制で手数料もかかるけれど、
購入番号を入口で言えば、すぐにチケットを発券してくれるので、
あとは決まった時間に来ればいいだけとのこと。
幸いWi-Fiスポットも目の前だったので買ってみることに。

i-phoneのバッテリーが6%だったけれど、
なんとか無事に1時間後のチケットを手に入れ、
周りから写真を撮ったり、目の前にある公園を散歩したり、
並んでいる人を横目にマックで休んでいたりしていました。

あ、ここの公園、いいフォトスポットなのでお忘れなく!
冒頭の写真がそれです。

ちなみにわたし達が買ったチケットは鐘楼上部まで行けるもの。
手数料込で19.3ユーロ/人でした。
窓口で買うと18ユーロ/人です。

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これから行く方で、行列に並びたくない方は
事前にネットで購入することをおすすめします!

時間になり、いよいよ入場です。

まずは「受難のファサード」から。

太陽の沈む西側にあります。
キリストの死がテーマであり、装飾的な彫刻はありません。

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▼ユダの接吻と16の数字(縦・横・斜めの合計がキリストの亡くなった年齢の33)
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▼ペテロの否定
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▼キリストの裁判
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▼キリストの脇腹を槍で突くロンギヌス
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▼倒れたキリストと聖母マリア、シモン
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サグラダ・ファミリアでよく目にしていたのは
生誕のファサードの方だったので、この日初めて見る彫刻でした。

無機質な石肌が重々しさや悲しみを表現していました。

そして、聖堂内部へ。

入った途端、高くそびえる柱と天井に目が奪われました。
なんて素晴らしい教会なんだろう…!と。
これまで見てきた教会の中で、ダントツの美しさです。

樹木の形をした柱が、天井を支えています。

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まるで万華鏡の様な色彩豊かな天井。

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美しいステンドグラス。

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自然の光が入ってくることによって、床に暖かな模様が描かれます。

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無駄の感じられない調和。
躍動感もあるのに落ち着いた空間。
計算し尽された配置。

一瞬で全身が虜になってしまいました…。

「生誕のファサード」へ。

太陽が昇る東側にあり、キリストの誕生がテーマとなっています。
唯一、ガウディの生前に完成したそうです。

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▼本物のような生命の木
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▼マリアとヨセフの婚姻
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▼日本人彫刻家である外尾悦郎氏が手掛けた天使の合唱隊
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▼聖母マリアの戴冠
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▼受胎告知
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▼エジプトへの逃避
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▼東方三博士の礼拝
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▼ヘデロ王による嬰児虐待
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▼排水設備も兼ねたカメの彫刻
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受難のファサードとは全く違ったファサードでした。
煌びやかで、細かい部分まで緻密に仕上げてありました。
人物の表情も豊かだし、身体の動きもとても滑らかに感じました。

鐘楼からの眺め。

指定時間になったので、EVで鐘楼上部へ行ってみました。
上部は狭いですが、ここから見渡すバルセロナの街並みはとても綺麗でした。

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風景を眺め、写真を撮ってしまえば、
大して長居するような場所ではないので、あとは螺旋階段で下るのみ。

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小窓や外に出たりするスペースが時々あります。
そこから建築途中の様子を見れるのも今だけ。

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外尾氏が手掛けたフルーツの彫刻を間近で見ることが出来ます。

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全てのファサードが完成すると、約60個の鐘が取り付けられるそう。
なので、現在の鐘の音はこちらから。

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ちょっと現代っぽいですね。
早く本物の鐘の音を聞いてみたいものです。

こちらは最後に出てくる巻き貝のような階段です。

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うっかり踏み外すと危険そうでした。

建築途中の「栄光のファサード」。

このファサードが教会の正面入口です。
まだまだ出来上がりの姿は想像出来ませんが、
3つのファサードの中で最も雄大で美しい入口になるそうです。

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こんな幕が掲げられていました。

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地下博物館へ。

ここでは、ガウディが残したスケッチや模型の展示、
そして作業場の一部を見ることができます。

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こちらは、サグラダ・ファミリアの基本ともなる逆さ吊りの模型。

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職人の作業の様子も見れました。

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また、ガラス越しですが、地下で眠るガウディのお墓も見ることが出来ます。
世界遺産をいくつも手掛けた天才が目の前にいると思うと
本当に感謝の気持ちしか感じませんでした。
目を閉じ、そのことを伝え、後にしました。

出口まで戻って来た時に外尾氏らしき方が奥の部屋から出てきました。
わたし達2人とも彼の著書を読んでいたにも関わらず、いまいち確証がもてず…。

後で調べたらやはりご本人でした!
声かければ良かった…残念…。

付属学校へ。

敷地内にある再建された建物です。
ガウディが費用を負担し、
現場労働者や近隣の子どものために建てられたそうです。

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こちらが当時の風景。

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全てを見終えた頃には3時間程が経過していました。
これでも十分満足とは言い難いです。

ただ、観光客が多すぎるので、
その場にずっといることや、思い通りの写真を撮ることは少々難しかったです。

それでも来れて本当に良かった!

ライトアップされたサグラダ・ファミリア。

夜は教会がライトアップされるので、後日見に行ってきました。

昼間大勢いた観光客はほとんどいなく、
ゆっくりと全景を見ることが出来ました。
昼間同様、目の前の公園がフォトスポットです!

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公園の池に映る逆さサグラダ・ファミリアもとっても綺麗!

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P.S.
1926年、アントニ・ガウディは亡くなりました。
サグラダ・ファミリアは、その100年後である2026年の完成を目指しています。

その時がとても楽しみです!
完成したら、必ずもう一度見に来ようと思います!

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