1日1ガウディ。
何日目だっけ…
そうそう。4日目。8月3日。
前日、カサ・ビセンスにグエル公園、バルサ戦と充実した一日を送った僕たちは、
この日、最も宿に近い、カサ・バトリョへと向かいました。
その距離、200mくらいかな。
近い!!
毎日通ってたんだけど、素通りしていたカサ・バトリョについに潜入しました。
この建物は、あのチュッパ・チャプスの創業者が所有しているという噂です。
チュッパ・チャプスがバルセロナ発の会社だということもここで初めて知りました。
入場料1人20.35ユーロ(約2,700円)×2を支払って中に入ります。
ガウディ巡りはお金がかかります…
ここは入場料にオーディオガイド込(日本語も有)。
オーディオガイドの説明を聞きながら、1階から順に上にあがっていきます。
写真ばっかになってしまいましたが、
個人的にはカサ・バトリョが一番ガウディの凄さが凝縮されている気がしました。
グエル公園内のガウディの家やカサ・ミラで展示されていた家具も、
元々は、このカサ・バトリョの為に設計され、ここに置かれていたようです。
タイルの色使いから、窓の大きさ、換気の仕組み、家具のデザインに至るまで、
細部まで、十分に行き届いた神経に感心させられっぱなしでした。
例えば、中庭に面した明るさを1階から上の階まで均一にするため、
下の階は「明るい色のタイル」+「大きな窓」を、
上の階は「濃い色のタイル」+「小さな窓」を、なんて使い分けられています。
な、なるほど。。。
ちなみに、カサ・バトリョの屋上の小窓からも、
サグラダ・ファミリアが見えるように創られていたようです。
ただ、残念ながらその方角の手前に立ちはだかっているビルのせいで、
今は十分にその姿をお目にかかることは出来ないのですが…
オーディオガイドがあったから、
凄さへの理解が促進されたというのもありますが、カサ・バトリョ、好きだな~
サグラダ・ファミリアとどっちが好き、どっちが凄いって言われれば、
「サグラダ・ファミリア!」ってなっちゃうのですが、
それにしてもカサ・バトリョは一押しです。
サグラダ・ファミリアはその構想の大きさゆえに、
ガウディが生きてる間は完成まで見届けられませんでした。
今は、設計図もないところからその意図を組んだ弟子たちが、
完成に向けて、日々建築しているという状況。
ガウディの構想、弟子たちのガウディの意図を読み取る執念、
その思いの強さと実物の素晴らしさに心動かされます。
対してカサ・バトリョは、「改装」という形態であれ、
ガウディが完成まで創り上げた中での、機能面・芸術面における細部への拘りが、
何とも好きになっちゃったみたいです。
1日1ガウディ。
この日は、カサ・バトリョを見てから、
前職の人に勧めてもらったバルへと足を延ばしました。
美味かった。
食と芸術とスポーツ。
スペイン最高です!!
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