セルビア:ベオグラード】思いがけず通りかかった空爆跡

コトルから早朝やってきて、
ソフィアへ夜に出発するまでの間、
丸1日ベオグラードを散策する時間が出来ました。

ベオグラードはセルビアの首都です。

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ってことは、恥ずかしながら行く前日に初めて知りました。
セルビアとモンテネグロが別の国だってことは、当日に知りました。

僕の地理の知識って、
7割が中学受験の時に、残り3割が大学受験の時に形成されてて、
つまりはユーゴスラビアが紛争をしていた時のままで止まってたのです。

ユーゴスラビアが消滅したのは一応認識していたのですが、
今回、どこがどうなったのかを知るいい機会になりました。

世界旅行ってホント地理と歴史のいい勉強になります!

ちなみに、僕の中でユーゴスラビアと言えば、
ちょうど名古屋の監督を引退することになったストイコビッチだったのですが、
まさに彼の出身が、セルビアです。

っていうことは、ブログを書くときになって初めて知りました。。。

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そんなことはさておき、丸一日を有効活用すべく
おっきいバッグパックは駅で預けて、出発しました。

天気がすぐれないせいもあると思うんですけど、
中欧に入ってから、なんだかどんよりした空気です。

それだけかな。。。

スペイン・フランスなど西欧やアジア・南米・モロッコ等の新興国に比べて、
中欧・東欧ってエネルギッシュな雰囲気があまり感じられない気がしました。

よく言えば落ち着いている、って言うことでゆったりするにはいいと思うんですけど。

どうなんでしょ。
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そんなベオグラードで一番印象に残ったのはここでした。
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1999年のNATO軍が空爆したビルです。
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空爆の痛々しさが、今も残っています。
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このビルをそのまま残している真意は分かりません。

観光地化することもなく、そして、観光客もそんな訪れているわけでもなく、
ただ普通に、他の建物に並んで今も残っているこの空爆跡がなんだか異様な雰囲気でした。

工事中のビルが業者の倒産で放置されている。
あたかもそんな自然な感じで街中にたたずんでいる、不自然な傷痕。

普通の生活がそのビルの周りでは営まれているし、
もちろん街中も紛争なんて感じさせない平穏な空気が流れていました。

僅か14年前の出来事。

当時、どのくらいの厳戒態勢が敷かれていて、
実際このビルにどのくらいの人がいたのかは分かりませんが、
ビルをガツンと空爆するほどの必要があったのかなぁと眺めながら考えてしまいました。

セルビアの人個人個人は、紛争を望んでいたのかな。
NATOの空爆した人は、攻撃することに抵抗はなかったのかな。
空爆する以外に手立てはなかったのか。

ドイツ・ポーランドを旅した時と同様、
なんだか集団の怖さを感じました。

みんなが望んでたことだったのかな。
みんなが望んでいない方向に動いちゃったんじゃないかな。

この建物を残しているのは、
争いごとに対する戒めとして、
自国とNATO諸国そして諸外国にアピールする存在なのかなと思ったりしました。

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この建物を除けば、目に見える紛争の傷跡はそう多くは残っておらず、
普通の平和な印象を受けました。
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次に何が印象的だったかと言われるとサヴァ教会かな。
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正教会の教会が初めてだったって言うのもあると思うのですが、
より神聖な感じのする教会でした。
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椅子が並んでいない、これまでに見たことのない空間。
それに加え、信者の敬虔さをとても感じました。
だって、訪れる人は皆、入る時も出る時も胸の前で十字を切る。
そして、中でもお祈りをしていました。
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観光客の僕たちがそこにいていいのか、と思わせられる空気がそこにありました。

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多少、ユーゴの名残は残りつつも、
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マックとかだって普通にあるし、
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落書きも他の国と同じようにあるけど、
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今はホント普通の平穏な街です。
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街中では、昔日本のODAで寄贈されたらしいバスも見かけました。
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来る予定のなかったベオグラードだったけど、
丸一日散策することが出来て、良い一日になりました。

国が分裂するとか、日本ではイメージが付かないけど、
世界各国には色んな事情が存在し、
そこで生まれ育った人はその背景を背負って生きてるんだなと感じるいい機会でした。

駅に戻って、
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荷物をピックアップして、
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ベオグラードともお別れです。
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