「会津って言ったらさざえ堂でしょ、ってかその為だけに会津に行った」
「会津って言ったら鶴ヶ城でしょ」って思っていたのですが、建築を専攻する友人から、そんな話を聞き、気になって訪問してみました。
建築界では、本当に有名みたいです。
階段はなく、二重の螺旋で上まで登るさざえ堂
さざえ堂は、外から見ても一風変わった風貌をしています。
なんか、庇が斜めで、何階建てなのかが、わかりません。
正面は普通なんですけどね。
中に入ってみると、階段というか、坂道が続きます。振り返るとこんな感じ。
坂道を登り続け、一番上に到着。
さらにその一本道をひたすらに下っていきます。
すると入口の逆側に出てくるという造りです。
登って降りるまでが、一方通行。なんか面白い。
どうやら、神仏分離で仏像が撤去されるまでは、三十三観音が設置されていて、
参拝する人が、すれ違うことなく安全にお参りできるようにしてたのだとか。
▼動画
人の知恵ってすごいですね。
さざえ堂を下から見上げるとこんな感じでした。
「天高し、ピサの斜塔とさざえ堂」
なぜ、ピサと比較する?って疑問に思いましたが、
塔と堂、ピザとさざえをかけたのかしら、なんて思ったり。
ちなみに神仏分離と言いいましたが、お隣には厳島神社がありました。
鳥居が、宮島の厳島と似てました。
裏から神社に入る形になっちゃいましたが、
この正面から入っていくのが、さざえ堂を訪問する際のルートだったのでしょうか。
さざえ堂は、飯盛山の中腹にあります。
さざえ堂ってどこにあるかというと会津若松駅から、東の方向にあります。
ちなみに☆の部分は鶴ヶ城です。
飯盛山の中腹にあるため、下からでは見えません。
下のお土産やが「駐車歓迎!」って雰囲気なので、そこに止めて出発します。
登っていくのには、長い階段。
でも安心してください。右側に、「飯盛山動く坂道」があります。
動く歩道ですが、下で、大人250円のチケットを買うと、
この動く歩道を使って8合目まで行くことができます。
ちなみに、4合目くらいまで歩いて、その先の長さにぐったりきても大丈夫です。
途中からは、100円びきの150円で乗ることもできます。
そして、8合目に到着。便利な世の中です。
そして、ここからだと会津若松の街を一望できます。
白虎隊が自刃したことでも有名な飯盛山
そもそも動く歩道があるのは、
山の上に、お墓があることも大きな理由なきがします。
そのお墓の中でも有名なのが、ここで自刃した白虎隊のものです。
売店では、線香も売っています。
こちらが山の上の広場。
後ろの意思に、自刃した方々の名前が刻まれていました。
白虎隊の話の詳細は、Wikipediaでも参照頂ければと思いますが、
要は、1868年戊辰戦争の際に、自分の國を思う16−17の若者たちが、
この地から鶴ヶ城の姿を見て、劣勢を目の当たりにし、武士道の元自刃を決行したのです。
その時、白虎隊の若者が、鶴ヶ城を眺めたとされるのがこの風景です。
木が茂るあたりに、鶴ヶ城があります。
平和が一番。
さざえ堂は、8合目から、階段なしで下山するルートの途中にあります。
スロープを下っていくと、間もなく、最初の写真のさざえ堂が姿を見せます。
白虎隊の人たちは、当時どんな気持ちで、さざえ堂の横を通っていたのだろう。
建築、歴史、いろいろ興味深いストーリーが、
知らないところにたくさんあるんだなと感じました。
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