ロドス島で素敵な出逢いもあった僕たち。
ママソフィアの旦那様・奥様に、
「明日の午後なら時間空いてるので一緒に飲みましょうよ」的なお誘いを頂いたのですが、
生憎、明日が週3便しかないフェリーの出航日でした。
こんなことめったにないことだし、延泊!?
ちょっと頭をよぎりましたが、
延泊したら今後の予定が間に合わなくなる><
後ろ髪引かれながら、日本の居酒屋での再会を約束し、
翌日、ロドス島を後にしたのでした。
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国内線のフェリーポートは、トルコから来た時と別の埠頭にありました。
16:00出発、現地に25:00に着くという航海。
あまり深夜に着きたくないけど、選択肢がないのでやむを得ません。
向こうに着いたら客引きに着いていくか、埠頭で朝まで待とうと思ってました。
時間に余裕をもって14:30頃には船に乗り込み、16:00頃いざ出港。
昨日まで晴天だったロドス島でしたが、
少し不穏な雲に包まれていました。
通り雨が来るのかな、程度にあまり深く考えずに、
写真を撮った後は、船内に戻りました。
船は大きいので、そんなに揺れずに一路次の島を目指します!
目的地は、
サントリーニ島!!
白い建物に青いドーム型の屋根。
ギリシャの島と言えば!的な有名な島です。
<出典:wikipedia>
「有名な島です!」って言いきった割に、
旅行前に会社のギリシャ人のボスから「ギリシャおススメの島」を聞くまで、
僕は、恥ずかしながら、存じ上げておりませんでした^^;
それはそうと、なんだか新婚旅行っぽい目的地だねー、と楽しみにしてたんです。
久々にホステルワールドじゃなくて、ホテルズドットコムで宿を予約したりしてました。
(値段:ホステルワールド<ホテルズドットコム)
途中外に出るとさっきの不穏な空気はどこへやらで、キレイな夕陽。
船内で、のんびり過ごしているうちに、時間はあっという間に過ぎていきます。
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時計を見ると24:00
「もう少しで到着だ。」と思って窓を見ると、
窓に雨が流れる様子と雷の光が見えました。
「マジか」と思いながらも、通り雨だろうと気にしていませんでした。
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少し時は流れて24:30
外は依然として、雨が降り、雷が光る様子をうかがうことが出来ました。
島はどこらへんだろうと一度デッキに出てみました。
すると、ピカピカッと雷に映し出される巨大な山が、
いきなり視界に飛び込んできました。
いきなり目の前に迫る大陸と雷の光具合に正直、ビビりました。
タイタニックじゃないけど、急にデカい障害物を見ると怖いものがあります。
この巨大な山が、サントリーニ島と言うことはすぐ分かりました。
カルデラを形成する独特な地形。
目が慣れてよく見ると、山の上には街の明かりが灯されています。
よし、サントリーニはすぐそこだ。
雨の中、どうやってその日の夜を過ごそうか考えていました。
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到着予定時刻の25:00
すぐそこに陸地があったのに、一向に船が泊まる気配はありません。
すると船内放送がギリシャ語⇒英語の順で流れます。
あまり気に留めておらず、聞き取れたのは「bad weather condition」という単語のみ。
勝手に「悪天候だから、ちょっと天気の回復を待つ」のだと解釈している自分がいました。
天気が相手じゃしょうがない。
停まれるようになるのを待つしかありません。
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すっかり眠りについてて目覚めた31:00
31:00すなわち朝の7:00。
すっかり椅子の上で爆睡していた僕たちでしたが、
さすがにおかしいよなーって思い始めました。
とはいえ、途中停まった気配もありませんでした。
「ん、これってそもそもサントリーニ行で良かったんだよね?」
不安が頭をよぎりつつ、レセプションへ。
「サントリーニって何時に着きます?」
今思えば6時間も過ぎておかしな話なんですけどね。
すっかり悪天候でそこら辺をウロウロしてるのかと思ってたんです。
「8時半だよ。ん?サントリーニ?サントリーニなんていかないよ?」
え、
え、えーー???
「8時半にピレウスにこの船は着くよ。」
ピレウスとはアテネの港の名前です。
つまり、この7:00の時点、もう目と鼻の先には、アテネ。
「乗り間違えた?降り過ごした?どういうこと?」
頭の中に疑問符が沢山浮かびながら話を聞きました。
すると、乗り間違えたわけでも降り過ごしたわけでもなく、
悪天候のためサントリーニには寄港できずに、
その先のアテネに向かったようでした。
まじか。。。
「サントリーニには夕方16:00に折り返すから、それに乗ると良い」
「必要であればキャビン(客室)も手配するよ」
そ、そうですか。
ここでどうあがいてもしょうがないので、
やむを得ず、折り返しの便でサントリーニに向かうことになったのでした。
また、寄港しないとかあったらどうしようと、少し不安になりながら、
キャビンを貰って、優雅な船旅。
結果、丸一日遅れで、サントリーニに到着したのでした。
サントリーニは期待通りの素敵な街でした。
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