バルセロナのクラシコの感動が冷めやらぬ中、
僕たちは30か国目、ヨルダンに空路で移動してきました。
未知の中東。
3カ国目のイスラム国家。
ヨルダン。
ヨルダンは、
空港でアライバルビザが取れるということで、
ビザ未取得のままやってきました。
入国審査に向かうと、
空いている「PASSPORT CONTROL」のみのカウンターと
混んでいる「VISA / PASSPORT CONTROL」のカウンターがありました。
まだビザ持ってないから、こっちだな、と、
混んでいる「VISA / PASSPORT CONTROL」のカウンターに並びます。
暫く待って僕たちの番が来ます。
パスポートを出すと、
「・・・」と、渋い顔して無言で首を振ります。
「え、な、なに?」
「なんかうちらした?」
「あっちへいけ」と。
どうやら、
最初から「PASSPORT CONTROL」のみのカウンターに行けばよかったみたいです。
てっきり空いている「PASSPORT CONTROL」のみの方は、
ビザ不要のヨルダン人とかビザ取得済の人だと思ってたら、
日本人はビザ持ってなくてもそっちの列で良いようです。
もうすっかりがらんがらんになったカウンターへ行くと、
数個のカウンターの職員たちはみんな暇そう。
パスポートを見るなり、
突然、
「アナタ!」
「アナタ!」
…と連呼してきます。
なんだなんだ。
とりあえず、愛想よく笑顔で対応します。
すると、隣のカウンターの人まで、
「アナタ!」
…
「アホ!」
ん!?アホ!?
すると今度は2人して、
「アナタ アホ!」
「アナタ アホ!」
笑顔で連呼。
なんだ、誰が教えたんだ?
よく変な日本語喋る人はいますが、
入国の職員に言われるとは…。
こっちも愛想よく応対し、
これまでにないフランクな入国となりました。
+++++++
空港からはエアポートバスで、ムジャンマ・シャマーリーまで移動。
宿を決めていなかった僕たちはそこで客引きと交渉します。
「ダウンタウンまでは5JDだ。」
「ホテルならxxがいい。」
結局1人の人と交渉成立!
…って思ったら、
その人に付いて車に行くと別の運転手がいます。
そして、その客引きの人は助手席へ。
なんだか嫌な予感が…
ホテル前で降ろしてもらったら、
あとは交渉して納得いかなきゃ他に行く予定でしたが、
どうも決まるまで付いてきそうな勢いをみせています。
ホテルが近付くと、
「ここのホテルも良いぞ」と停まってみたり、
なんだかマージンを抜いてきそうな雰囲気満々。
あーめんどくさい。
予定のホテルに到着で降ろしてもらったら、
なぜか運転手と客引きもフロントまで付いてきます。
うー誰なんだ、この人達は。
フロントに値段を尋ねると客引きと同様、バス・トイレ付で25JD。
グルかしら。
だけど、部屋を見せてもらうと、バス・トイレがいまいち。
嫁が調べた事前情報だと、バス・トイレのない部屋もある模様。
そっちの部屋を尋ねると、18JDとのこと。相場より少し安め。
共用のバス・トイレも問題なさそうだったので、それで決めることにしました。
(安い部屋で)決めたよ、と客引きと運転手に言うと、
「そうか、良かったな」と言って、颯爽と帰っていきました。
ん。別に悪い人達じゃなかったのかもしれない。
何のためにフロントまで来てくれたんだろう。
それにしても2人で来る必要はなかったんじゃ…
なーんて思いましたが、いい国そうだ。ヨルダン。
一旦、イスラエルに抜けちゃうけど、楽しそうな国です。
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