すんごい気になるスペインと『ガウディ』

「情熱の国」スペイン

元々、一番行ってみたい国の一つだったんですけどね。

更に、スペイン熱があがってます。

目頭熱くなる「ガウディの伝言」

南米も残すところ1ヶ月。
初めての南米は魅力一杯、充実の時間です。

南米、遠いけど、足を運ぶ価値はめちゃめちゃありますよ。
アジアも刺激的だけど、
安いからってアジアにばっか足を運んでる時間ある人(学生かな?)がいたら、
借金してでも南米に行ってみたらいいと思う。
もっと早く来てれば良かったなって思ってます。

その魅力は、個々で書くとしてここでは置いておいて。。。

のんびりイースター島に来て、
この旅で初めてといっていいくらい「読書」してみました。

サルバドールの日本人宿「なお宿」では、
置いてあった漫画「進撃の巨人」にはまり、
続きが気になってるんですけどね。
一応、漫画は「読書」の領域からは置いておくこととして。。。

脱線続きましたが、
4泊5日の滞在中の合間で読んだ1冊が「ガウディの伝言」でした。
ガウディの伝言 (光文社新書)

スペインの中でも有名なバルセロナのサグラダ・ファミリア。
その専任彫刻家である外尾悦郎氏が書いた著書です。

大枠を設計したガウディがなくなっても今、建築が続いているサグラダファミリア。
その専任彫刻家が、どんな思いを持って建築しているか、
ガウディのどんな意志に思い巡らせながら建築しているかを書いた本です。

この本を読んでて涙が出てくるくらい目頭が熱くなって来たんですよね。
本に引き込まれ、あっという間に読み切ってしまいました。

それは、タージマハルをみた時と同じような情動からだと思ってるんですけど、
「人生をかけて何かを創る」ということに心を持っていかれました。

「何十年もの人生をかけて何かする」
これってすごいことだと思うんです。

加えて、波乱万丈の歴史を超えて、
その意志が後世まで残り、多くの人の人生を巻き込み、
そして、多くの人々に影響を与えていると言う状況に、
ほんとぐっと来たんです。

「サグラダ・ファミリア」は僕たちの目的地でもありましたが、
「すごい建築物」で「日本人も参加して現在でもまだ建築中」という以上、
僕は恥ずかしながら知りませんでした。

ミーハー的に行きたいと思ってましたが、
これは見ないといけない、すごく見たいと今は思ってます。

この世界旅行の先をワクワクさせてくれたのが、
「ガウディの伝言」でした。

うわっすげーな、天才だな

「何十年もの人生をかけて何かする」
そういう人は、どの国でも、どの分野でもいると思います。
それだけでも十分すごいと思うのですが、
それを超えた「ガウディ」の存在に惹かれました。

著者はガウディの「身内」だとして、その分を差し引いたとしても、
なんだかそのすごさに圧倒されました。

構造的にも、デザイン的にも成り立つ作品を創り、
それにメッセージを持たせる。

そして実現させる。
自分の時代だけじゃ完成せず、後世まで建築を委ねる。

建築は2次元じゃなくて3次元だし、ただでさえ複雑。
なんだか考えただけでも、頭が混乱しそうな世界。

建築って詳しいことはよくわかりませんが、
そこまで考えられること自体並大抵のことではなく、
ましてや、それをカタチに残すなんて本当すごいなと感心しました。

本当、この人、天才です。

持って生まれた能力や、人との縁も含めて、
天からの才能なんだと感じさせられました。

これまでの歴史でそのような建築があっただろうか、とか、
今から百数十年と言う建築プロジェクトが出来るかとか考えると、
あらためてその凄さを痛感させられる気がします。

「ガウディ」を肌で感じてみたい

「ガウディ」なんて名前しか知らず、
昨日までは「がうでぃ?」って感じでした。

元々は、サグラダ・ファミリアを見れればいいなと思ってましたが、
今は無性に「ガウディ」が気になってます。

「二十八年間毎日通って見ていて、未だ飽きるということがない」
というサグラダ・ファミリアはもちろん1番に見てみたいものですが、
他のガウディの建築も気になるところ。

一通り見るため、バルセロナに少し長めに滞在しようと計画中です。

素人目に「すげーな」しか伝えられないのかもしれないですが、
少しでもその情熱を肌で感じてみたいなと思うのです。

バルセロナ滞在は、7月か、8月の予定!
楽しみ!!

いやーいい本をスペイン前に読みました。

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