モロッコでビールを堪能した翌日、
わたし達はメディナ(旧市街)へ行ってきました。
このフェズのメディナは「世界一の迷宮都市」と呼ばれています。
さらにモロッコで1番客引きがウザい、しつこいとも言われています。
マラケシュのメディナは「世界最大」と言われ、
実際にわたし達も迷いながら進むこともありましたが、
それ以上に道が入り組んでいるかと思うとぞっとします。
きちんと帰ってこれるのか…w
少しドキドキしながらメディナへ向かってみました。
民営バスターミナルに1番近い入口から入り、
旧市街の入口とも呼ばれる「ブー・ジュルート門」まで行ってみようということに。
いきなり迷ったら怖いので、
最初はとりあえず真っ直ぐ真っ直ぐ進みました。
はじめは、野菜や果物、精肉、鮮魚、衣類、日用品が雑多に置かれた
地元民御用達のお店ばかりでした。
確かに細い路地がたくさん。
1本中に入って、さらに中に入って…と繰り返したら
すぐに迷子になりそうです。
次第に観光客向けのお土産屋も増えてきて、
真っ直ぐ歩いているだけなので、楽観的な気分になってきました。
「出られなくなった日本人がお店とか開いているかもね~」
なんて呑気に話しつつ、写真撮ったりしていました。
夢に出てきそうなマネキン達・・・・・。
しばらく歩いてふと疑問が。
あれ?
モロッコ人に声かけられたっけ?
事前に見聞きしていた話だと、この迷路ゆえに、
メディナに入った瞬間から何人もの自称ガイドに取り囲まれ、
「ノーマネー」と言いつつ勝手につきまとわれてガイドされ、
最後には結局チップを要求してくる手口ということでした。
その手口が強引すぎて殴り合いの喧嘩になりそうだったり、
高額なチップを要求され続けたという話もあります。
しつこいの嫌いだし、インドでも嫌な思いをしていたのですが、
いったいどれだけしつこいのか、ちょっと期待していました。
モロッコはインド、エジプトと並ぶ「世界三大ウザい国」ですからね。
でも、わたし達と友人の3人で歩いていたのですが
誰もガイドを申し込んできません。
・・・・・。
どーした、フェズ!?!?!?
なんだか期待外れだなぁ~、
3人いるし怯んでいるのかなぁ~と思っていたところ、
旦那さんにボソボソ話しかけるおじいさん登場!
何やら2、3言話しかけ、旦那さんが「NO」と言うと、
足早にそそくさと退散していきました。
もしかして・・・と思って聞いてみるとビンゴ!
ガイドの申し込みーーーーー!!!!!
ヤッターーーーー!!!!!
おじいさんありがとう!いい思い出!
でもなぜ1人にしか声かけないのーーー・・・?
その後もわたし達にガイドを申し込んできてくれる人はいなく、
フラフラ歩き回り、無事に「ブー・ジュルート門」に到着することが出来ました。
3人だったから寄ってこなかったのかもしれないけれど、
1人だったらガイドもどきの餌食にされていたかもしれませんね。
後から分かりましたが、わたし達が歩いてきた道は
割とメインの通りだったみたいです。
迷宮都市と言われているけれど、
観光客用にいくつかのルートが設定されています。
マラケシュにもありましたが、こんな標識が掲げられていて
それを追っていけばそれなりに散策出来るようになっています。
このフェズには何種類かルートがあり、色別の表示になっています。
ゲーム感覚で標識を探しながら、散策すると楽しめるかも!
全然、ウザくなかったモロッコ人でした・・・。
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