1日1ガウディ。6日目。
この日は少し遠くまで足を伸ばし、
「コロニア・グエル教会」と「モンセラット」へ行ってきました。
未完成作品、コロニア・グエル教会
ガウディが建築を途中で中断したことで有名な世界遺産です。
しかしこの作品がガウディの最高傑作と称える人も多いそうです。
本来はこんな感じに完成する予定だったのでしょうか。
しかし、ガウディはこの逆さ吊り模型の実験に10年も費やし、
着工後はサグラダ・ファミリアの建築に専念してしまうため、
半地階がほぼ完成しただけで建築が中断。
パトロンだったグエル氏は、講堂として計画されていた
この半地階部分を教会にしてしまったとのことです。
門には多言語で案内が。
こういった親切心も素敵なデザインです。
入口から既にガウディの雰囲気がぷんぷんします。
教会内部。
絶妙なバランスで立つ石柱と放射線状に拡がる天井。
独特な光景に心を奪われます…。
お花の形の可愛いステンドグラス。
サグラダ・ファミリアにもありましたが、
自然の光が入ると床や柱にカラフルな色が映し出されてとても綺麗。
ガウディがデザインしたという椅子。
カサ・バトリョやカサ・ミラと似たような形状。
外観。
職人の手作り感が伝わる壁です。
屋上。
ここは後から増築された部分でしょうか。
階段も含め、やけに整っていた感じがしました。
眺めは正直微妙です…。
教会自体はこじんまりした大きさでした。
独特の雰囲気を醸し出していましたが、
ステンドグラスの美しい光に包まれてお祈りするなんて、なんだかとても素敵。
わたしはキリスト教信者ではありませんが、
それでもほっとする感じがした教会でした。
サグラダ・ファミリアとはまた違った教会です。
キリスト教の聖地、モンセラット
続いて、鉄道を乗り継ぎモンセラットへ。
ここは通称「のこぎり山」と呼ばれる奇岩がそびえ立つ場所。
バルセロナ市内から日帰りで観光できる人気スポットらしいです。
展望台からはこんな景観が見れます。
バルセロナ市内とは違った大自然。
モンセラットの見所は9世紀に起源をもつといわれている修道院。
ラ・モレネータと呼ばれる黒いマリア像が祀られています。
マリア像の前まで行くための行列。
15分でやっと5m進むというスピード。
途中萎えそうになりましたが、モンセラットのメインと思って我慢…。
マリア像まであと少し!
1時間30分かけてようやくお目にかかれたマリア像!
しかし、想像していたマリア様と違う…^^;
ちょっと顔立ちがヨーロッパっぽくないというか…。
ちなみに膝の上にいらっしゃるのがキリスト。
皆さん同様、わたし達もマリア様の右手に触ってみます。
しかし、わたし達1分もせずに退散。
キリスト教信者じゃないし、後ろにまだまだ待っている人いるし…。
なんだか遠慮してしまった。
でもあれだけ並んだのだから、
もう少しゆっくり見れば良かったな…と少し後悔。
帰路には美しいキャンドルが。
こういった光景は、多くの教会で見ることが出来ますがここにもありました。
キャンドル好きなわたしにはかなりのツボ。
<参考>
コロニア・グエル教会
◆入場料金:
-7EUR/人
-近くのインフォメーションセンターで事前に購入する。
◆アクセス:
1.Passeig. de Gracia駅⇒(Catalunya駅乗換)⇒Espanya駅
-地下鉄
-T-10使用
2.Espanya駅⇒Moli Nou Ciutat Cooperativa駅
-カタルーニャ鉄道R5番線
-T-10使用
3.Moli Nou Ciutat Cooperativa駅⇒コロニア・グエル教会
-徒歩約10分
– 帰りはColonia Guell駅まで徒歩約10分
モンセラット
◆修道院入場料金:無料
◆アクセス:
1.Colonia Guell駅⇒Monistrol de Montserrat駅
-カタルーニャ鉄道R5番線
2.Monistrol de Montserrat駅⇒Montserrat駅
-登山鉄道Cremallera
1.と2.の通し切符9.75EUR/片道/人
帰りは、Montserrat駅⇒Espanya駅間の
通し切符が10.75EUR/片道/人でした。
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